2022.05.09 16:36
北京中心部で外出規制を強化 コロナ対策、日本人も多数
PCR検査に並ぶ市民ら=9日、北京市朝陽区(共同)
【北京共同】北京市は9日、新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、日本人居住者も多い中心部の朝陽区で外出規制を強めた。在宅勤務の厳格な実施を要求したほか、主な公園を閉鎖し、感染者が出た一部地区では壁も設けて住民の出入りを封じている。上海のような都市封鎖(ロックダウン)に陥らないよう、ぎりぎりの対応が続いた。
当局は8日午後の会見で、朝陽区全域で在宅勤務を徹底するよう指示。ライフライン関連を除く「市民生活の維持に関係がない企業」の営業停止も求めた。感染者が見つかった地区は家から出ることが引き続き禁じられた。要求に従わない住民には厳しい対応を取ると警告した。