2022.05.06 18:51
米ボーイング本社、首都近郊へ 研究開発拠点も、政府と関係改善
米航空機大手ボーイングは5日、本社を中西部イリノイ州シカゴから、首都ワシントン近郊の南部バージニア州アーリントンに移転すると発表した。研究開発拠点も設ける。経営陣らが政府や規制当局、議員らとの関係を改善し、経営不振からの脱却を目指す。
ボーイングのカルフーン最高経営責任者(CEO)は声明で「この地域は、顧客や関係者に近く、世界クラスの技術者へのアクセスを考えると、本社として理にかなっている」と述べた。
ボーイングは2018年と19年に起きた737MAXの墜落事故をきっかけに経営が悪化。米連邦航空局(FAA)との緊張関係も指摘されている。