2022.05.03 14:09
豪、11年半ぶり利上げ インフレ抑制へ時期前倒し
【シドニー共同】オーストラリア準備銀行(中央銀行)は3日の理事会で、過去最低となっていた政策金利0・1%を0・25%引き上げ、0・35%にすることを決めた。利上げは2010年11月以来11年半ぶり。新型コロナウイルス流行後、金利を2024年まで引き上げないとしてきたが、インフレが深刻となり、大幅な前倒しを余儀なくされた。
先月発表された22年1~3月期の消費者物価指数(CPI)は前年同期比5・1%増となり、市場予想を上回った。
オーストラリアでは今月21日に総選挙が行われる。選挙戦で不動産を中心とした物価高騰対策が争点となる中での利上げとなった。