2022.04.30 21:46
船体客室のドア開放 海底探索、2人氏名公表
北海道・知床半島沖で捜索する海上保安庁の巡視船=30日午後5時20分(共同通信社ヘリから)
北海道・知床半島沖の観光船沈没事故で、第1管区海上保安本部(小樽)や海上自衛隊は30日、水中カメラを使って観光船「KAZU 1(カズワン)」の船体を調べ、客室のドアが開いているのを確認した。1管などは、ここから内部の状況を調べられないか検討する。
また犠牲者14人のうち新たに男性2人の氏名を公表した。いずれも東京都の葛飾区加藤直幹さん(35)と、北区竹川有哉さん(33)で、親族によると、加藤さんは既に死亡が確認された七菜子ちゃん(3)の父親。
測量船「天洋」による海底画像だと、カズワンは水深110~120メートルの斜面で船底を下にして沈んでいた。