2022.04.30 19:22
アフガンのモスク爆発に非難の声 ラマダン明け前の惨劇
4月29日、アフガニスタン・カブールで、爆発後に搬送される負傷者ら(ゲッティ=共同)
【イスラマバード共同】アフガニスタンの首都カブールのモスク(イスラム教礼拝所)で多数が死亡した29日の爆発は、教徒らが日中に飲食しないラマダン(断食月)の最後の金曜礼拝日に起きた。ラマダン明けの祝祭を前にした惨劇に、国内外から「人命と信仰の高潔さを踏みにじった」と非難の声が上がった。
ガニ元政権のアブドラ元国家和解高等評議会議長は29日、モスクへの攻撃は「人道に対する罪で、イスラム教に反する」とツイッターで指摘。カルザイ元大統領も非人道的な攻撃が「平和とアフガン人の団結への敵によって行われた」と批判した。