2022.04.28 17:03
社長の説明、家族ら失望 「求める内容と全然違う」
北海道・知床沖で観光船が遭難し、11人が死亡、15人が行方不明になった事故で、運航会社「知床遊覧船」の桂田精一社長(58)が28日、斜里町で前日に続いて開いた乗客の家族らへの説明会では「求めているものと全然違う」「誠意がまだまだ感じられない」などの厳しい声が相次ぎ、失望感が漂った。
立ち会った馬場隆町長によると、家族側は「真実を知りたいんだ。やるべきことをやったのか、やっていないのか。その時何が起こったのか。時系列で示してほしい」と悲痛な要望を約1時間にわたってぶつけた。
桂田社長は新たに資料を用意したが、事故当日に何があったのかなどは不明のまま。