2022.04.27 21:04
ドイツ検察、スズキを捜査 排ガス不正か、施設捜索
スズキ本社にあるロゴマーク=2020年3月、浜松市
【ベルリン共同】ドイツ検察は27日、詐欺などの疑いでスズキに対する捜査を進め、同社などの関連施設で捜索が行われたと発表した。2018年までに、2万2千台以上のディーゼル車に有害物質の排出量を少なく見せかける違法な装置を搭載した疑いがあるとしている。
検察はスポーツタイプ多目的車(SUV)「ビターラ」(日本名エスクード)など複数の車種に装置が搭載された可能性を指摘。通信データなどの証拠資料を押さえるため、ドイツ国内のほか、イタリアとハンガリーの当局が両国にある施設を捜索したという。
スズキの広報担当者は「事実関係を確認している」とコメントした。