2022.04.27 13:35
トヨタ、国内生産5・4%減 276万台、45年ぶり低さ
トヨタ自動車本社=愛知県豊田市
トヨタ自動車が27日発表した2021年度の国内生産台数は前年度比5・4%減の276万843台だった。1976年度以来、45年ぶりの低水準。コロナ禍による部品供給網の混乱や半導体不足が響いた。世界生産は4・7%増の856万9549台で、3年ぶりに前年度を上回った。
国内生産はコロナで世界経済が停滞した2020年度に届かず、2年連続で前年度を下回った。前年に続き300万台を割り込み、供給網への逆風の強さを示した。
21年度の軽自動車を含めた国内販売台数は、前年度比9・3%減の139万5920台だった。2年連続で前年度を下回った。減産で納車遅れが広がった。