2022.04.22 22:58
日米財務相、為替安定へ意思確認 金利差拡大、市場反応薄く
イエレン米財務長官(左端)と会談する鈴木財務相(右端)=21日、ワシントン(財務省提供・共同)
【ワシントン共同】鈴木俊一財務相は21日(日本時間22日)、イエレン米財務長官と米首都ワシントンで初の対面会談を行い、為替相場の安定に向け、日米通貨当局間で緊密に意思疎通を図ることを確認した。会談後に記者会見した鈴木氏は、イエレン氏に対し「直近の円安が急激であることを示した」と明らかにした。
日米の連携姿勢を強調することで、急激な円安に歯止めをかける狙いだが、為替市場の反応は薄く、鈴木氏の会見直後も為替相場の値動きは限定的だった。日米の金利差拡大を背景に今後も円安基調が続く可能性がある。