2022.04.21 10:32
マリウポリ巡り現地交渉を提案 前提条件なしとウクライナ
ウクライナ南東部マリウポリの製鉄所アゾフスターリ付近に立ち上る煙=20日(ロイター=共同)
【リビウ(ウクライナ西部)共同】ウクライナ政府は20日、ロシアの包囲攻撃が続く南東部の要衝マリウポリを巡り、市内の製鉄所に立てこもる部隊や、約千人とされる民間人の救出に向けてロシア側に現地交渉を提案した。前提条件は付けず、ただちに現地に赴く用意があるとしている。ロシア側は完全制圧へ部隊の投降を要求。交渉提案への返答は確認されておらず、事態は緊迫の度合いを増している。
ゼレンスキー大統領は20日、ウクライナ内務省系の部隊「アゾフ連隊」が立てこもり抗戦を続ける製鉄所には千人の民間人が残っているとして救済を求めた。