2022.04.21 08:43
次の10年、天王星探査へ 米科学アカデミーが戦略
ハッブル宇宙望遠鏡で2006年に撮影された天王星(NASA提供)
【ワシントン共同】米科学・工学・医学アカデミーは20日までに、惑星科学分野の2023年から10年間の研究戦略を公表した。大型プロジェクトは天王星探査を最優先とし、地球に衝突しかねない危険な小惑星対策も重点に挙げた。航空宇宙局(NASA)の研究計画や予算編成で重視されるのが通例となっている。
天王星は土星の外側の巨大な氷惑星。自転軸が横倒しで高速の風が吹き、複雑な磁場もある謎の多い天体だ。形成史や組成を数年間の観測で解明する探査「ウラヌス・オービター・プローブ」が構想されている。