2022.04.20 17:44
CO2最大2・4億トン地中に 50年、経産省の脱炭素方針
経済産業省は20日、二酸化炭素(CO2)を地中に閉じ込める脱炭素技術「CCS」に関し、2050年に年間1・2億~2・4億トンを貯留する方針を示した。CCS事業を30年までに始める政府目標を明示し、長期の行程表を22年中にまとめる。同日開いた有識者会議で行程表の中間取りまとめ案として明らかにした。
20年度の排出量は約11億トンで、50年の貯留想定量はその1~2割に当たる。
CCSは工場などが排出するCO2を回収し、地中深くに埋める技術。適切な地層を選ぶことで、千年にわたり貯留が可能との報告がある。