2022.04.18 16:56
チェロで奏でる望郷の思い ウクライナ人親子が都内で演奏会
日本フィルハーモニー交響楽団の弦楽四重奏団による演奏会にゲスト参加し、チェロを奏でるウクライナ人のテチアナ・ラブロワさん(奥左)と娘ヤーナさん(同右)=18日午後、東京都杉並区役所
ロシアによるウクライナ侵攻から逃れ、日本で暮らすチェロ奏者の親子が18日、東京都杉並区役所で開かれたコンサートに出演した。「ふるさと」などを演奏した母テチアナ・ラブロワさん(53)は「祖国のことを思っている。私たちは破壊ではなく、つくり出すために存在している」と語った。
区によると、テチアナさんはウクライナ国立歌劇場でチェロ奏者を務め、首都キーウ(キエフ)で暮らしていた。音楽を通じ知り合った日本の友人から勧められ、娘ヤーナさん(30)と3月末に来日し、同区で生活している。
この日は、日本フィルハーモニー交響楽団の弦楽四重奏団による演奏会にゲスト参加した。