2022.04.18 09:24
静岡新茶、最高値196万円 初取引、「品質良好」
静岡茶市場で開かれた「新茶初取引」で、そろばんを使い価格交渉をする関係者=18日午前、静岡市葵区
茶どころの静岡県で新茶シーズンの始まりを告げる「新茶初取引」が18日、静岡市葵区の静岡茶市場で開かれた。取引開始直後、同県富士宮市で生産された手もみ茶が1キロ196万円の過去最高値を付けた。茶市場によると、生育は昨年と比べると遅れているものの品質は良好という。
午前7時に取引開始を知らせるベルが鳴ると、農協関係者や茶商らがそろばんを使い価格交渉。会場には取引成立を示す手拍子が響いた。
この日は鹿児島や沖縄など県外産の新茶も取引された。
静岡茶市場によると、午前8時10分の時点で県内茶の取扱量は1732キロで、1キロ当たりの平均単価は5027円となった。