2022.04.14 10:09
広島の平和監視時計、巻き戻し 米核実験受け「210」に
米国の臨界前核実験実施を受け、最後の核実験からの日数が「210」になった「地球平和監視時計」=14日午前、広島市の原爆資料館
米国が昨年6月と9月に臨界前核実験を実施していたことが明らかになったことを受け、広島市の原爆資料館は14日までに、最後に核実験が行われた日からの日数を示す「地球平和監視時計」の数字を巻き戻した。
資料館は13日、2020年11月に米国が実施した臨界前核実験以来の日数「499」だったデジタル表示を「209」に修正した。バイデン米政権が2回目の核実験を行った昨年9月16日を起点にした。14日には「210」となった。
滝川卓男館長は「核兵器使用のリスクが懸念される世界情勢の中で、大変残念だ」と話した。