2022.04.13 20:58
平和願い、金沢でチェロ演奏 避難中のウクライナ人女性
「鳥の歌」を演奏するウクライナ人チェロ奏者のテチアナ・ラブロワさん(中央)=13日午後、金沢市
ロシアによるウクライナ侵攻を受け、日本に避難しているウクライナ人チェロ奏者のテチアナ・ラブロワさん(53)が13日、金沢市のコンサートで、世界的チェロ奏者パブロ・カザルスが平和を願い編曲した「鳥の歌」を演奏した。
オーケストラには一緒に避難した娘のヤーナさん(30)もチェロで参加。演奏が終わると、観客約400人が大きな拍手を送った。
コンサートは、春の大型連休を中心に開かれる「風と緑の楽都音楽祭」のプレイベント。ラブロワさんはウクライナ国立歌劇場でチェロ奏者を務めていたが、首都キーウ(キエフ)の自宅近くが砲撃され、東京の知人を頼り3月28日に初来日した。