2022.04.12 22:08
インフラ損害額は34兆円 ウクライナ財務相
ロシア軍の攻撃を受けた住宅の消火活動をする消防士=11日、ウクライナ・ハリコフ(AP=共同)
【ロンドン共同】ウクライナのマルチェンコ財務相は、軍事・民間のインフラがロシアによる侵攻で推定2700億ドル(約34兆円)の損害を受けたと明らかにした。英紙フィナンシャル・タイムズが11日、報じた。財政も圧迫されており、西側諸国に数百億ドル規模の財政支援を呼びかけた。
マルチェンコ氏はフィナンシャル・タイムズのインタビューに対し、3月の歳出は約27億ドル歳入を上回り、4月以降は赤字幅がさらに拡大するとの予想があると指摘。歳入は侵攻前の半分程度に落ち込んでいると話した。
7千近くの住宅が壊され、国内の企業の約3割が活動を完全に停止したとも強調した。