2022.04.12 17:47
スペースジェット1機の登録抹消 開発凍結、計5機で初
国土交通省は12日までに、三菱重工業が開発を凍結している国産初のジェット旅客機スペースジェット3号機の登録を抹消したと発表した。3月17日付。スペースジェットは計5機が登録を受けたが、抹消は初めて。米国で飛行試験を行っていたが、解体処理したという。
三菱重工は2020年10月、需要が見込めず開発の凍結を表明。子会社の三菱航空機が今年3月14日「航空の用に供さないため」として国交省に抹消を届け出た。同社は「必要な試験を終えた」と説明した。
3号機は16年に初飛行。当初は急な旋回や降下といった飛行特性、自動操縦機能や電装部品の動作を確かめる役割を担っていた。