2022.04.12 17:44
西本願寺、5年ぶり修復工事完了 総事業費約12億円、特別公開も
修復工事を終えた西本願寺の阿弥陀堂の内部=12日、京都市
浄土真宗本願寺派本山の西本願寺(京都市下京区)で、国宝の本堂・阿弥陀堂の修復工事が3月末に終わり、2017年7月から国庫補助事業として始まった一連の修復工事が完了した。事務方トップの武田昭英執行長は12日、これを受けて寺で記者会見し「感無量。今後も文化財護持のために努力する」と話した。
修復したのは阿弥陀堂のほか、国宝の「飛雲閣」と「唐門」で総事業費は約12億円。
13、14日は午前10時半から阿弥陀堂で修復完了を祝う法要を行う。午前11時半~午後1時半ごろ、阿弥陀堂の本尊を普段より近くで見ることができるようにし、通常非公開の飛雲閣も特別公開。拝観無料。