2022.04.12 16:45
企業物価、39年ぶりの高水準 21年度7・3%、上げ幅最大
日銀が12日発表した2021年度の国内企業物価指数(15年平均=100、速報)は前年度比7・3%上昇の107・5で、1982年度以来39年ぶりの高水準となった。上げ幅は比較可能な81年度以降で最大。資源価格の高騰や円安進行による輸入物価の上昇を反映した。ロシアのウクライナ侵攻の影響が表れるのはこれからで企業や家計の負担が一段と増す恐れがある。
今年3月の指数も前年同月比9・5%上昇の112・0で高水準だった。日銀はウクライナ情勢を受けた小麦相場高騰などの影響はまだ十分に反映されていないとし、飲食料品を中心に4月以降さらに上昇する余地があると分析している。