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2022.04.12 08:35

お餅?釣り糸?不思議な植物たち「ユキモチソウ」「ナンゴクウラシマソウ」四国最南端・足摺岬に希少種

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お餅のようにぷっくり愛らしいユキモチソウ(写真はいずれも土佐清水市足摺岬)

お餅のようにぷっくり愛らしいユキモチソウ(写真はいずれも土佐清水市足摺岬)

 四国最南端の土佐清水市足摺岬で、ちょっぴり変わったサトイモ科の草が顔を出している。お餅に似たユキモチソウと、浦島太郎の釣り糸に見立てられたナンゴクウラシマソウ。ユニークな姿で見つけた人の目を楽しませている。

 潮騒と野鳥のさえずりが楽しい遊歩道「椿(つばき)のトンネル」。木陰を進むと、ぷっくり愛らしいユキモチソウに出合う。草丈は30~50センチほど。お餅のように見えるのは、白い棒状の花軸だ。

浦島太郎の釣り糸のように見えるナンゴクウラシマソウ

浦島太郎の釣り糸のように見えるナンゴクウラシマソウ

 ナンゴクウラシマソウは茂みに隠れるように、ひっそりとたたずんでいる。紫の筒から付属体が上に伸び、釣り糸を垂らしているようにも見える。

 足元に広がる不思議な世界。ともに一部の地域では絶滅、準絶滅危惧種に指定されている希少種で、市観光ボランティア会の浜田健次さん(77)は「四季折々の面白い植物を楽しんでほしい」と話している。(小笠原舞香)

高知のニュース 土佐清水市 自然・植物

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