東京円、一時１２５円前半　６年１０カ月ぶり円安水準

2022.04.11 15:43

東京円、一時１２５円前半　６年１０カ月ぶり円安水準

高知新聞社

　東京外国為替市場の円相場が付けた１ドル＝１２５円台前半を示すモニター＝１１日午後、東京・東新橋

　週明け１１日の東京外国為替市場の円相場は円安ドル高が進み、一時１ドル＝１２５円台前半を付けた。２０１５年６月以来、６年１０カ月ぶりの円安ドル高水準。インフレ対応で米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）が金融引き締めを急ぐとの思惑が拡大。米長期金利が上昇し、日本の国内金利との差が広がるとの観測から円売りドル買いの動きが加速した。

　円安は輸出産業には追い風だが、輸入品の値上げにつながり、外食や小売りといった内需型企業の収益や家計を圧迫する恐れがある。市場では「政府や日銀の要人が円安をけん制する発言をするかどうかに注目している」（外為ブローカー）との声があった。

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