2022.04.10 16:36
上野女流棋聖、日本勢初の優勝 囲碁の女性国際戦
第4回ワールド碁女流最強戦で優勝し、表彰式で賞金ボードを手にする上野愛咲美女流棋聖(右)=10日午後、東京都内のホテル
囲碁の女性国際戦、第4回ワールド碁女流最強戦は10日、決勝がインターネット対局で打たれ、上野愛咲美女流棋聖(20)が台湾の盧ギョク樺四段を破り、優勝した。女性の国際戦で日本勢の優勝は初。
黒番中押し勝ちを収めた上野女流棋聖は「まだ実感がないが、勝ててうれしい」と喜びを語った。1回戦で大会3連覇中だった於之瑩七段(中国)、準決勝で藤沢里菜女流本因坊を破って決勝に進んだ。
ワールド碁女流最強戦は日本、中国、韓国、台湾の四つの国・地域から8人が出場し、トーナメントで優勝を争う。女性の国際戦では中韓が席巻し、これまで日本勢は決勝進出もなかった。