2022.04.07 10:15
利殖勧誘の相談急増3109件に 若年層多く、SNS背景か
警察庁
2021年に全国の警察が受けた利殖勧誘関連の相談は前年に比べ1303件増え、3109件だったことが7日、警察庁の統計で分かった。約1・7倍と急増し、40代以下が半数を占めた。SNSでの暗号資産への投資など、若い世代を狙った勧誘の増加が背景にあるとみられる。
成人年齢を引き下げる改正民法が1日施行され、18、19歳は親の同意なく契約を結べるようになった。警察庁の担当者は「若者の被害防止の広報、啓発活動を進めていきたい」と話している。
利殖勧誘関連の摘発は前年比8件増の46件。人数は144人で、被害額は1110億1857万円だった。