2022.04.05 10:01
温室ガス削減「行動を」 30年排出43%減へ対策提示
インド北東部の村の農地を転用した太陽光発電施設と、その脇で牛に草を食べさせる女性=4日(AP=共同)
【ワシントン共同】国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が温室効果ガス排出削減策に関する報告書を公表したのを受け、李会晟議長は4日、オンライン会見し「私たちには道具もノウハウもある。行動を起こす時だ」と強調した。
報告書は、パリ協定で世界が合意したように産業革命前からの気温上昇を1・5度に抑えるには、遅くとも2025年より前に排出を減少に転じさせ、30年に19年比で43%減、50年に84%減まで持ち込む必要があるとして、多様な対策を提示。執筆した科学者らも出席し、産業界や消費者、先進国、途上国の全てにできることがあると訴えた。