虐殺映画「英雄」刑期維持　ルワンダ、二審も禁錮２５年

2022.04.05 05:33

虐殺映画「英雄」刑期維持　ルワンダ、二審も禁錮２５年

高知新聞社

　ルワンダの裁判所に向かうルセサバギナ被告＝２０２１年２月（ロイター＝共同）

　【ナイロビ共同】ルワンダでの１９９４年の大虐殺を扱った映画「ホテル・ルワンダ」で避難者をかくまう英雄として描かれ、後にテロ組織に加わったなどとして訴追された元ホテル支配人ポール・ルセサバギナ被告（６７）の控訴審で、同国の裁判所は４日、禁錮２５年を言い渡した一審判決を支持、終身刑を求める検察側の控訴を棄却した。ロイター通信が伝えた。

　被告は強権的なカガメ大統領を公然と批判してきたことでも知られる。市民が死傷した事件の実行グループへの関与が疑われ、捜査当局が２０２０年８月に逮捕を発表。２１年９月に一審で実刑判決が下された。被告は訴追内容を否認してきた。

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