2022.04.01 17:49
宮城で最古の古代生物化石 イカに類似「ベレムナイト」
宮城県南三陸町で発見された古代生物「ベレムナイト」の世界最古の化石
東北大総合学術博物館は1日、宮城県南三陸町で、イカに似た古代生物「ベレムナイト」の世界最古の化石が見つかったと発表した。約2億4800万年前の地層から見つかった新種で、研究チームの同博物館の永広昌之協力研究員(東北大名誉教授)は「ベレムナイトの起源や生息過程を覆す大きな研究成果だ」と説明している。
アマチュア収集家が約30年前、南三陸町で約4センチのベレムナイトを採集。寄贈された永広研究員らが分析した。
ベレムナイトはアンモナイトと並んで中生代を代表する海生生物で、石灰質のさやがある。新種は背の部分に縦方向の溝が1本あるのが特徴。