2022.03.31 20:40
2号機炉心、24年度初調査 燃料撮影、福島第1原発
東京電力は31日、福島第1原発2号機の原子炉圧力容器内部に遠隔操作のカメラを入れ、溶けた核燃料の状況を撮影する調査を2024年度に実施する方針を明らかにした。事故でメルトダウン(炉心溶融)した1~3号機で圧力容器内部を調べるのは初となる。
1、3号機は、溶けた燃料の大半が圧力容器の外側の原子炉格納容器に落ちたとみられるが、2号機は、多くの燃料が圧力容器に残っているとみられる。
東電によると、圧力容器上部に穴を開けたり、既存の配管を使ったりして内部にカメラを入れて調査する方法を念頭に検討している。