2022.03.31 17:50
派遣労働者は169万人 21年時点、前年比8%増
厚生労働省は31日、2021年6月1日時点の派遣労働者数は、前年比8・0%増の約169万人だったと発表した。派遣労働者の雇用は景気に左右されやすく、新型コロナウイルス禍で落ち込んでいた雇用情勢が一定程度改善したことが増加の要因とみられる。
約169万人のうち、雇用期間が限られる有期雇用は約101万人(6・1%増)、無期雇用は約68万人(10・8%増)だった。労働者派遣法は有期雇用が続いた場合の無期雇用への転換を促している。前年からの増加幅が無期雇用の方が大きいことに関し、厚労省の担当者は「有期から無期への切り替えが進んでいる」と分析した。