2022.03.31 17:47
イランで女性のサッカー観戦妨害 警察が催涙スプレーで排除も
2019年10月、サッカー観戦のためイラン・テヘランのアザディ競技場に入場した女性観客ら(共同)
【テヘラン共同】3月下旬にサッカーW杯カタール大会のアジア最終予選が行われたイランで、競技場での女性の観戦が妨害され、「差別だ」との批判が強まっている。チケットを持っていたのに競技場に入れなかった多くの女性が抗議し、警察が催涙スプレーで排除したとの情報もある。
これまで女性の観戦に消極的だった保守強硬派のライシ大統領も30日、内相に調査を指示した。
厳しいイスラム体制下のイランでは聖職者らが男性サポーターとの同席を問題視し、女性は競技場に入れなかったが、2019年10月に観戦が認められた。男女はそれぞれ隔てられた区域で観戦することになっている。