2022.03.30 10:16
生物多様性条約の会合が閉会 今年後半の目標採択目指す
生態系の保全策を話し合う生物多様性条約の事務レベル会合が29日、スイス・ジュネーブで閉会した。各国は2030年までの新たな国際保全目標について議論したが、生態系の保全域設定などを巡り意見が分かれ、交渉は難航。条約事務局は6月に追加会合を開いた上で、今年後半の同条約第15回締約国会議(COP15)で目標を採択する考えを示した。
ムレマ条約事務局長は閉会後の記者会見で、COP15は8月末から9月上旬の開催を検討していると明らかにした。
各国が採択を目指す新たな目標は、10年に名古屋市で開かれたCOP10で決まった愛知目標の後継となる。