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2022.03.30 08:37

比島交通公園が初の大規模改修 新遊具に子どもの歓声響く 高知市

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交通安全をイメージした大型複合遊具「トラフィック・ワン・タワー」(高知市の県立交通安全こどもセンター)

交通安全をイメージした大型複合遊具「トラフィック・ワン・タワー」(高知市の県立交通安全こどもセンター)


 「比島交通公園」の愛称で親しまれる高知県立交通安全こどもセンター(高知市比島町4丁目)に、新しい大型複合遊具が導入された。1970年の開園以来初となる大規模な改修を行い、遊具の間隔を空けるなど、園全体を〝コロナ仕様〟にリニューアル。「密を避け、親子で外遊びを楽しんで」と呼び掛けている。

 交通公園は子どもたちが交通安全を学ぶ場として開園し、今年5月で52周年を迎える。コロナ前は年間入場者数が14万人台だったが、2020年度は休園の影響もあり、10万人台に落ち込んだ。21年度は11万人台に回復し、平日も昼間は乳幼児の親子連れ、放課後は児童生徒が集まる。

 リニューアルは国の補助金を活用。昨年7月に開始し、遊具とトイレを新設、改修した。総事業費は約3600万円。

 新しい複合遊具は「トラフィック・ワン・タワー」で、これまで遊具が少なかった園の南側に設置した。波打つ滑り台や筒状の滑り台などを備え、交通安全をイメージした標識や信号カラーを取り入れている。

 子どもが密集しやすかった砂場は、他の遊具から離れた場所に移設。ブランコは4台から6台に増やし、幼児向けのバケット型を導入した。さらに、おむつ替えができる多目的トイレを新設するなど、乳幼児を育てる家族向けに配慮した。

 土讃線を走っていたSLや、人気のゴーカートはそのまま。レトロな雰囲気と、最新の遊具が楽しめる公園に生まれ変わった。

 リニューアル後は親子連れの来場が増え、にぎわいを見せている。山崎勇人園長は「交通公園には私たち管理人がいるので、安全に過ごしてもらえる。お花見も兼ねて遊びに来てほしい」と話している。(門田朋三)

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