2022.03.28 16:19
東芝分割案、反対は59・69% 臨時総会、計画見直しへ
東芝は28日、臨時報告書を開示し、24日の臨時株主総会で諮った会社の2分割計画に対し、反対の比率が59・69%に上ったと明らかにした。賛成は39・53%、残りは棄権。過半数の賛成を得て、計画を推進したい考えだったが、反対多数となったことで、計画の見直しを迫られている。
海外ファンド「物言う株主」が東芝に対し非上場化の積極的な検討を求めた議案は、反対が54・84%、賛成が44・60%。可決には過半数の賛成が必要だった。東芝はこれまでに、臨時総会は株主の意向の確認が目的で法的拘束力はないと主張していたが、今後、計画の取り扱いについて説明する。