2022.03.26 05:26
米、北朝鮮制裁強化を提案へ 安保理で一致対応訴え、中ロ慎重
25日、北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射を受けて開かれた国連安保理会合=米ニューヨークの国連本部(AP=共同)
【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会は25日、北朝鮮による大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射を受けて公開の緊急会合を開いた。米国のトーマスグリーンフィールド国連大使は、弾道ミサイル発射を禁じ広範な禁輸措置を科した既存の安保理制裁決議を「更新し強化する」新たな決議案を提出する意向を示した。一致した対応の必要性を訴えたが、常任理事国として拒否権を持つ中国とロシアは制裁強化に慎重で交渉は曲折が見込まれる。
トーマスグリーンフィールド氏は「安保理が沈黙している間、北朝鮮は平然と挑発をエスカレートさせている」と指摘。「われわれは団結しなければいけない」と述べた。