2022.03.25 12:30
日銀総裁「円の信認失われず」 外為市場の円売り加速に、衆院委
日銀の黒田東彦総裁は25日の衆院財務金融委員会で、外国為替市場の円相場で円売りが加速していることに関連し「円に対する信認が失われたということではない」と説明した。立憲民主党の中川正春氏への答弁。
25日午前の東京外国為替市場の円相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げの姿勢を強めるとの観測から、一時1ドル=122円台前半で取引され、約6年3カ月ぶりの円安ドル高水準を付けた。
黒田氏は円安が進んでいる要因について、堅調な米国経済と、米長期金利の上昇を背景に、運用に有利なドルを買うために円を売る動きがあると指摘した。