2022.03.25 09:53
ドレス工場で軍用ベスト 防衛支援、女性ら「誇り」
ウエディングドレス工場で、迷彩柄の軍用ベストを作るオリガさん(手前)=24日、ウクライナ西部リビウ(共同)
【リビウ共同】ウクライナ西部リビウのウエディングドレス工場で働く女性が、純白の華やかなレースの縫製と並行して、小銃の弾倉などを入れる迷彩柄の軍用ベストを作っている。供給先は市民からなる「領土防衛隊」。防衛隊には志願者が殺到するが、武器や装備が不足している。
女性従業員オリガさん(24)は「国を守る兵士を支える誇りある仕事」と話した。
リビウ発祥のドレス国内大手ブランド「ミラ・ノバ」は3工場で従業員約600人を抱える。ロシアの侵攻後、一部はポーランドなどへ避難したが、4分の3が今も働く。大半が女性。100人ほどが勤務時間の前後や昼休みに無給で軍用品を作る。