2022.03.25 07:05
北朝鮮発射は新型ICBM 金正恩氏「米と長期対決に準備」
新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星17」の発射実験を視察する金正恩朝鮮労働党総書記(手前)=24日、平壌(朝鮮中央通信=共同)
【北京共同】北朝鮮国営メディアは25日、同国が24日、首都平壌の順安空港から新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星17」を発射したと報じ、写真を公開した。金正恩朝鮮労働党総書記が発射実験を現地指導。「米帝国主義との長期的対決に徹底して準備していく」と述べ、核抑止力の質量的強化を表明した。
北朝鮮は2018年4月にICBM発射実験と核実験を中止すると宣言していたが破棄した。金正恩氏は「国防力強化に国家の全ての力を最優先で集中していく」と強調。今後も発射などを続ける公算が大きい。
国連のグテレス事務総長は声明で「安保理決議に明白に違反している」と非難した。