2022.03.24 08:34
アドレナリンが出る店に、初夏にはフードコートも 生え抜き小島社長に聞く―「再生」おまち百貨店 高知大丸75周年(下)
「地域と共生して中心街のにぎわい創出に貢献したい」と話す小島尚社長(高知市帯屋町1丁目の高知大丸)
―初の生え抜き。就任のタイミングも大きな節目に当たる。
「責任重大だ。この店は、高知の人に応援してもらわないと事業の継続・発展ができない。地元出身者がトップで経営し、少しでも地元から愛されることにつなげたい」
―入社当時の1980年代は高知の景気も良かった。
「バブル時は外商担当で、本当によく売れた。担当した6年間で予算を達成できなかったことは一度もない。マンツーマンの接客で『物を売るより人を売る』という商売の原点を学んだ。バブル崩壊時は婦人服売り場の責任者。かくんと高額品が売れなくなった」…