2022.03.23 20:23
元少年に懲役11年、大津地裁 同居男性の衰弱死
大津地方裁判所=2020年10月
滋賀県愛荘町で2019年、同居していた岡田達也さん=当時(25)=に十分な食事を与えずに衰弱させ、金属製の棒で全身を殴るなど暴行し死亡させたとして、傷害致死罪などに問われた元少年(20)の裁判員裁判で、大津地裁は23日、懲役11年(求刑懲役12年)の判決を言い渡した。被告側は控訴を検討する。
判決によると、18年の時点で身長172センチの岡田さんの体重は51キロだったが、死亡時は36キロまで減少していた。大西直樹裁判長は、元少年の母親(56)=同罪などで公判前整理手続き中=が岡田さんに対する暴行や食事制限など「虐待の首謀者」と認定した。