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2022.03.24 08:35

ユーチューバーに、整備士に!期待を胸に5200人が巣立つ 高知県内の小学校で卒業式

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卒業証書を受け取る6年生(高知市の大津小学校=山下正晃撮影)

卒業証書を受け取る6年生(高知市の大津小学校=山下正晃撮影)

 高知県内の多くの小学校で23日、卒業式が行われ、6年間でたくましくなった児童たちが、思い出の詰まった学びやを巣立った。県内公立小184校の卒業生は約5200人。

 高知市大津乙の大津小学校では、新型コロナウイルス対策のため在校生は出席せず、卒業生93人の門出を保護者と教員が祝った。

 名前を呼ばれた卒業生は一人一人、舞台中央へ。「ユーチューバーになって世界中の人を楽しませたい」「整備士になって全国に車を走らせたい」「自分の個性を大事にしたい」―。はきはきと夢を語り、卒業証書を受け取った。

 岡林宏枝校長はコロナ下で活躍を制限された学校生活に触れ、「くじけることなく前向きに挑戦し、いきいきと輝きを増しながら過ごした」と称賛。「厳しい寒さに耐えた桜こそ美しく咲くように、これから先の人生の壁も乗り越えてほしい」と激励した。

 式の最後に教員が動画をプレゼント。合宿や運動会が短縮され、3月のお別れ遠足も中止になった6年生に、教員たちが「何かできることを」と児童に内緒で編集した。

 動画は「コロナでいろんなことを我慢させてごめんね」というメッセージから始まり、学内外での思い出の写真が映し出された。児童たちは顔を見合わせ涙を拭い、うれしそうな笑顔を見せた。(玉置萌恵)

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