2022.03.22 18:59
いじめ調査「身内が実施」 第三者委が批判、浜松
記者会見で報告書の内容を説明する再調査委員会の委員=22日午後、浜松市
浜松市立小中学校に通っていた少女(18)が長期にわたりいじめを受けていたと訴え、原因調査のために設置された市の調査委員会が、メンバーに第三者が入っていないことなどを理由に途中で対応を中断していたことが22日、市教育委員会への取材で分かった。第三者でつくる再調査委員会は同日、1度目の調査を「身内で行われたもの」と批判し、市の基本方針を見直すよう求めた。
少女の保護者は同日、記者会見し「市教委にはしっかり反省してもらいたい」と訴えた。鈴木康友市長は「被害に遭われた方とその保護者に心よりおわび申し上げる。実効性のある体制を整備していく」とのコメントを出した。