2022.03.22 10:47
2カ月半ぶり、日常へ一歩 18都道府県でまん延防止解除
大阪・梅田を歩くマスク姿の人たち=22日午前
新型コロナ対応で東京や大阪など18都道府県に適用されていたまん延防止等重点措置が22日、全面解除された。各地の新規感染者数は減少傾向で、全国のどこにも措置が出ていないのは1月8日以来、約2カ月半ぶり。コロナ禍前の日常回復へ期待が広がるが、人の動きが活発になる年度末を控えて再拡大への懸念も残る。
政府は病床使用率が50%以上で推移しても新規感染者数が減少傾向なら解除できるといった新基準に基づき、17日に解除を決定。厚労省が18日に公表した病床使用率では、一部地域で依然として50%を上回っていた。オミクロン株の派生型「BA・2」による新たな流行も心配される。