少雨の高知県内に１７日ぶり雨　ハクモクレンしっとり

2022.03.19 08:37

少雨の高知県内に１７日ぶり雨　ハクモクレンしっとり

高知新聞社

久々の雨。しっとりぬれたハクモクレン（高知市堺町）

　県土にようやく恵みの雨―。少雨による渇水が続く県内で１８日、今月１日以来の雨が降った。高知市内では「やっと降ったねえ」「まだまだ足りんろう」。そんな会話も聞かれた。

　降り始めから１８日午後８時半までの総雨量は、四万十市の中村で１２４・５ミリ、室戸岬で１１５・０ミリ、高知市５３・５ミリなど。

　同市堺町の街路では、クリーム色の花を咲かせたハクモクレンが、雨にぬれてしっとり。傘をさした人が路面に落ちた花びらをよけながら、足早に通り過ぎていた。

　近くで働く６０代の男性は「この雨で散ってしまうろうけんど。耐えて咲く、そんな花に感情移入してしまうねえ」としみじみ話していた。

　高知地方気象台によると、高知県地方は１９日は曇り時々晴れ。２０日は晴れるが、２１日から下り坂という。（山下正晃）

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