2022.03.18 17:23
原爆症認定、二審も敗訴 長崎で被爆の男性2人
長崎市で被爆した大阪市と神戸市の男性が、原爆症と認めなかった国の処分の取り消しや計600万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、大阪高裁は18日、原告側の控訴を棄却した。本多久美子裁判長は、飲酒や喫煙歴などを理由に請求を退けた一審大阪地裁判決を追認した。
弁護団によると、全国7地裁に起こされた原爆症認定を巡る集団訴訟で、係争中はこの2人のみ。判決後に大阪市で記者会見した藤原精吾弁護団長は「期待を完全に裏切る判決だった。終わりにはできない」と述べ、上告する意向を示した。