2022.03.18 14:33
大学生の就職内定率、89・7% 伸び幅減、感染拡大が影響か
文部科学省=東京都千代田区
今春卒業予定で就職を希望する大学生の2月1日時点の内定率は前年同期比0・2ポイント増の89・7%だったことが18日、文部科学、厚生労働両省の調査で分かった。前年同期からの増加幅が、昨年10月時点の1・4ポイント増、同12月時点の0・8ポイント増より小さくなっており、文科省は、年明け以降の新型コロナ感染拡大による行動制限で就職活動が困難になった可能性があるとしている。
ロシアのウクライナ侵攻で世界経済の先行きが不透明になり、今後、企業の採用活動に悪影響が出る恐れも指摘されている。文科省の担当者は「学生へのサポートを徹底するよう大学に求める」と話した。