2022.03.18 12:52
日銀、ウクライナ侵攻に警戒表明 景気判断は引き下げ、緩和は維持
金融政策決定会合に臨む日銀の黒田総裁=18日午前、日銀本店(代表撮影)
日銀は18日に開いた金融政策決定会合で、ロシアのウクライナ侵攻が経済に与える影響を点検し、市場の不安定化や原油高につながっているとして警戒感を表明し、景気判断に「今後の動向には注意が必要だ」との表現を盛り込んだ。景気の現状判断は「基調としては持ち直している」に引き下げ、2%の物価上昇目標の実現に向けて金利を低く抑える大規模な金融緩和策を維持することを決めた。
米連邦準備制度理事会(FRB)は16日、事実上のゼロ金利政策を終了し、主要政策金利を0・25%引き上げることを決めた。