2022.03.17 18:48
高松塚古墳壁画、新施設で公開へ 29年度までに奈良・明日香村で
文化庁の「古墳壁画の保存活用に関する検討会」が17日、東京都内で開かれ、国宝・高松塚古墳壁画(奈良県明日香村、7世紀末~8世紀初め)を保存、公開する新施設を、現在壁画が置かれている修理施設の近くに2029年度までにオープンする構想が示された。
飛鳥美人として知られる西壁女子群像に代表される高松塚壁画は、カビなどによる劣化が判明。壁画保護のため石材ごと解体し、古墳から直線で数百メートル離れた村内の「仮設修理施設」に置かれている。
現在、修理施設で年に数回行われている公開は、狭い見学通路からガラス越しに見る方式となっている。