2022.03.17 12:08
自衛隊サイバー防衛隊が発足 安保環境に対応、機能強化
自衛隊サイバー防衛隊発足のイメージ
防衛省・自衛隊のサイバー攻撃への対処部隊を再編成し、機能を強化した「自衛隊サイバー防衛隊」が17日発足した。隊員約540人の規模で、サイバー空間での攻撃対処に加え、人材養成や実戦的な訓練の支援、情報通信ネットワークの管理運用などを担う。隊本部は、東京・市谷の防衛省に置く。
政府は宇宙・サイバー・電磁波の3分野を各国間の軍事バランスや日本の防衛力整備で重要な柱になっていると位置付ける。防衛省はこうした安全保障環境を踏まえ、サイバー分野での自衛隊の能力向上が急務とみて、部隊の再編成を決めた。
17日に開催された式典で、岸信夫防衛相は指揮官に司令旗を授与した。