2022.03.17 10:54
肥薩線の復旧、200億円規模に JR九州が試算、豪雨で被災
JR肥薩線の不通区間、熊本・八代駅、吉松駅、球磨川
2020年7月の豪雨で被災した肥薩線の復旧費が200億円規模になるとJR九州が試算していることが17日、関係者への取材で分かった。同社の災害復旧費としては過去最大。国などの補助を受ければ、JR九州の負担額は100億円規模になる。鉄道を再建するかどうかが焦点で、国や沿線の熊本県と協議会を設置する。
熊本、宮崎、鹿児島の3県を通る肥薩線は、沿線の球磨川の氾濫で鉄橋2本が流失するなど計450カ所で被害が発生。八代―吉松の86・8キロが不通となっている。