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2022.03.15 08:31

地震が起きたらどうする?児童が冊子に対応まとめ地域に贈呈 高知市の江ノ口小6年

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江ノ口小6年生が作成した防災冊子

江ノ口小6年生が作成した防災冊子

 高知市新本町1丁目の江ノ口小学校の6年生36人が災害時の対応などをまとめた冊子を作成し、14日、町内会やPTAなどでつくる江ノ口連携協議会に贈呈した。

 6年生は昨年10月に修学旅行で神戸市の「人と防災未来センター」や淡路島の「北淡震災記念公園」を訪問。総合的な学習の時間を活用して、学校の防災倉庫や備蓄品をチェックしたり、防災トイレを作ったりするなど、命を守るために防災学習を進めてきた。学びの成果を家族や地域住民にも伝えようと防災新聞を作り、冊子にまとめた。

 冊子はA4判7ページ。地震、津波のメカニズムをはじめ、学校や家、外出中に地震が起きた場合の対応を分かりやすく紹介。最終ページには非常持ち出し品のチェックシートも構えた。子どもたちの手描きのイラストでカラフルに仕上げている。家庭への配布用とは別に150部作製。町内会を通じて回覧してもらうほか、同協議会のホームページでも見られるようにする。

 贈呈式では、6年生の代表が同協議会事務局長の松田誠祐さん(80)に手渡した。松田さんは「地域は高齢者が多い。子どもたちの作った冊子をきっかけに、防災にいっそう関心を持ってもらえたら」。佐竹七織さん(12)は「どの年代の人でも読みやすいように心掛けた。地震や津波への備えに役立ててほしい」と話していた。(上野芙由子)

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